資産整理|不動産売却実績 | 名古屋市名東区の不動産のことならセンチュリー21興和ホーム

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今回のご相談は、お父様がお亡くなりになられ、お母様一人になった実家を処分して欲しい、という娘さんからのご依頼でした。
お父様は数カ月前に、突然家の中で倒れ、そのまま救急車に運ばれたものの再び家に帰ることはありませんでした。
まだまだお元気で老後の生活を楽しんでおられたのに、脳梗塞で突然世を去ることになったのです。
あまりに急なことで残されたお母様もしばらくは気力もなく、家の中の整理さえおぼつかない状態でした。
ヘルパーさんの手を借りてなんとか日々の生活をしてきましたが、やはり広い家にポツンと残されたお母様が一人生活していくのは大変です。
心配した娘さんが同居を勧めたのを機に、ご実家を売却し、それを老後の資金としておくことで、気持ちの整理と少しばかり心の余裕を、と考えられたようです。
とはいえ、いったんは売却することを決めたものの、お父様の思い出や家族で暮らした日々が思い出として残る家を手放すのは寂しいものです。
売却の活動中、お母様は何度も逡巡されましたが、結局ヘルパーさんの助言と心配をする娘さんに力をもらい、なんとか決意を固めるに至りました。
ご実家のある場所は、緑区でも有数の閑静な住宅地で、人気のある地域でしたから、ほどなくして購入したい、と申し出ていただける方が現れました。
まだお若いご夫婦で、思い出が残る土地をそのように未来のある方々に引き継いでいただくということは、本当に喜ばしいことだと、お母様も得心されたようでした。
ご実家を処分される方は多いですが、そこには長い年月の歴史と思い出があり、処分するに忍びない感情が生じます。
しかし、そこで育った子供たちが巣立ち、また新たな実家となる家で生活をし、残されたご両親も豊かで便利な老後を過ごすという意味では、もう十分にご実家の役目を果たしたのではないかと、そう思うのです。
お父様が亡くなられた悲しみが癒えぬうちに、環境が変わっていくお母様を少し心配な面持ちで眺めておりましたが、立派な娘さんがサポートしている姿を見て、きっと娘さんのそばで安心して元気に暮らしていけると確信いたしました。
どうか末永くお元気でいて欲しいと心から願っております。
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今回のご相談も、もう20年以上お付き合いをいただいている方からのご実家の処分のご相談でした。
もともと大変な資産家の方で、ほうぼうにいくつも土地をご所有の方でした。
ご親族名義のものも合わせると、相当な数の土地をお持ちでしたが、長い年月をかけて相続対策を一緒に練り、今までに少しずつ売却をしてきました。
非常に聡明かつ合理的な方で、先祖代々の土地と言えど、収益を生まない土地は資産の組み換えが必要だと考え、譲渡税を払ってもなお、よりよい資産に換えていくことが資産を維持していくのに最も良い方法だと考えられる方でした。
私もその意見にまったく同意見でした。
ただ、その方が他の方と違うのは、節税だけが目的ではありませんでした。
基本的に払うべき税金はしっかりと払い社会に貢献をしたい、という立派な考えをお持ちの方でしたので、過度な対策をすることなく、無理をすることもありませんでした。
一緒に暮らしていた奥様がお亡くなりになり、可愛がっていた犬も空に還ったのを機に、広々とした邸宅も思い切って処分をすることになりました。
かつては奥様にも生前大変お世話になりましたから、ご逝去された時には私自身も非常に寂しい思いをしました。
そんな方の自宅ですから、売却にも熱が入ります。
おそらく、普通の不動産会社さんではできないような売却の仕方をしました。
できないような、というのは、非常に手間と時間がかかる方法を戦略として取ったのです。
少しでもいい価格で売却して差し上げたいという思いから、また、この仕事をしているプロとしての矜持から、わざわざ難しい方法で売却をしました。
大手と言われる会社、仲介を主力としている、と謳っている会社であっても
その実、営業マンは日々の数字に追われます。早く売却をすることが第一の目的になり、価格そのものはそれほど重要ではありません。
自分のものではないからです。
ただ、売却物件の資料を100社近くある新築分譲会社にFaxを流すだけです。
私は長年、土地、戸建ての売却を専門にしています。専門とする以上は、そんな最近の不動産会社の姿勢はいかがなものかと感じることがあります。
もちろん、その方法がまったくダメというわけではありません。中にはその方法が有効な場合もあります。そこを見極めるのが大切なのですが、ただ何も頭を使わずFaxを流すだけ、では本当のプロとはいえないような気がします。
お任せいただいた以上は、ご期待以上の結果を残す、という思いで仕事に取り組むように常に思っています。
結果、私自身でも満足できる価格で売却ができ、その方にも大変喜んでいただけました。
今はもう広すぎる邸宅を処分し、無事にマンションに移られました。
1人で暮らすのにちょうど良い大きさの部屋にダウンサイジングし、快適に生活をしておられます。
かつて、売却の相談にのっているときに、マンションに移りたいとおっしゃっていました。
ただ、可愛がっているワンちゃんがいるから今はまだダメだね、とおっしゃってたその脇で
ワンちゃんがじっと会話を聞いていました。
空に還ったのはそれから数日後のことでした。
それを思い出すと・・・。
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今回のご相談は、懇意にしている税理士さんからの依頼でした。
自分で所有している余剰地を処分したい、というご意向でした。
代々受け継がれてきた土地で、アパートを経営されておりましたが、そのアパートが老朽化し、入居者も数人を残すのみ、となったところで思い切って処分し、やはり資産の組み換えをしたいというお考えでした。
税理士さんだけあって、資産のポートフォリオをほぼ完ぺきに実践されている方で私自身も非常に勉強になる方です。
子供の代に資産を残すうえで、それを負の財産にせず、あとでお子さんが困らないように税制を上手く利用し今できる技術すべてを使って資産を再構築していく、そんな方針でした。
場所は閑静な住宅地の一角で、いい場所でしたので何度かオファーがありましたが、その都度少しばかりのお値段の相談がありました。
そこでは首を縦に振らず、辛抱強くよい買い手さんが見つかるのを待っていましたが、ほどよいところでゴーサインを出され、成約に至りました。
資産を次の代に、そのまた次の代に残していくのは簡単な事ではありません。
時代の流れもあるでしょうし、価値観の変化もあります。
それらを敏感に感じ取り、10年先、20先を想像し対策を練っていく。
なかなか普通では難しいことですが、自分の頭でよく考えることが大切だと思います。
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今回は、約2年前に弊社から、この中古戸建をご購入されたお客様よりご相談をいただきました。もともとは住み替えのためにこの中古戸建を購入していただきましたが、様々なご事情によりお引越し自体が現在に至るまで中断している状態でした。
このまま放置していてもメンテナンスや費用もかかることから、賃貸として貸し出しをするか、それともいっそ再度売却をしたほうがいいか、という相談内容でした。
もし売却を考えるのなら、出来れば購入した時くらいの金額で売りたいとのご要望がありましたが、リフォームも未施工で室内には残置物がたくさん残されており、高値で売れるかどうか、また賃貸で貸し出すにしてもリフォームを行う為の先行投資が必要です。
その上、借りていただける方がいつ見つかるかも定かではありません。
何度も賃貸に出した場合のシミュレーションと売却した場合のシミュレーションを打ち合わせさせていただき、その結果、やはり今回はご売却されることになりました。
当社では様々な角度からお客様の状況に応じた最適なアドバイスとご提案をいたします。
売却か賃貸か、時には今は何もしない、というご提案をすることもあります。
すべてはお客様の立場にたって、最良の方法を模索いたします。
ご安心ください。
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今回のご相談は、私の友人からの依頼でした。話を聞くと友人の奥様の実家らしく、現在は奥様のお母様が所有している土地と家屋を処分して欲しいとの依頼でした。
お母様が長年お付き合いのある地元の不動産会社に相談をされていたようですが、なかなか売れないまま1年近くが過ぎ、思うように成果が出ず先が見通せない状況のようでした。
このようにお付き合いのある業者さんがいる場合は、私どももなかなか手を出しづらく、多少の遠慮があるのは事実ですが、お母様としてはすでに1年近くも経過しており、十分に義理は果たしたので是非助けて欲しい、ということでしたので当社が販売に力を入れることにしました。
しかし、実はこの物件の建物は、約1年前の販売と同時に解体し取り壊しをしていました。つまり今は完全に更地の状態でした。
気をつけなくてはいけないのは、従来居住用の建物を売ると3000万円控除という制度が利用でき、節税に大きく寄与するものですが、条件があり、そこに住まなくなってから3年以内に売却しないとこの制度が使えません。
さらに、建物を取り壊してしまった時は、3年ではなく1年以内に売却をしないと適用されないといった厳しい条件となるのです。
この事実が分かってから、一刻も早く売却しなければならない、という状況にあることが分かりました。
もうあと一ヶ月ちょっとで、建物を取り壊してから1年が過ぎようとしていたからです。
地元の業者さんが当時どのようなアドバイスをされたのかは分かりませんが、本来であれば建物はそのままにしておくのがリスクが少なくて済みます。
とはいえ、取り壊してしまった以上、どうすることもできません。
できるだけ早く成約する必要がありました。
残された時間は少ないですが、弊社としてできる限りの販売方法を取りました。
その結果、なんと2週間を残して、購入者を見つけることができました。
お母様の幸運に助けられ、当社に希望を託していただいた結果として、契約することができたのは何よりでした。
ホッと胸を撫でおろしましたが、税務上の制度の内容をよく知っていないと思わぬところで損をすることがあります。
なかなか一般の方には分かりづらい分、私たちが正しくリードすることが大切です。
改めて自分自身日々の勉強が必要だな、と考えさせられた取引でした。 -
今回は親御様から相続したマンションのご売却のお手伝いをさせていただきました。
売主様とは最初は別の不動産の売却相談から始まったのですが今回のマンションについてもお話を伺い、売主様の状況を踏まえて先にこちらから売りに出そうということになりました。
当初、築年数も相当経っていて室内もフルリフォームが必要な状態を考えるとなかなかすぐには買い手がみつからないだろうと売主様は懸念されておりました。
しかし、ちょうど私のお客様の中でお探しの希望条件に合っている方が何組かいらっしゃいましたのでお声掛けさせていただき、売主様が想定されていた以上に多くのお客様にご見学いただくことができました。
その甲斐あってか、ご売却を開始して2週間も経たないうちに購入希望者を見つけられることができ、これには売主様にも大変驚かれ、ありがたい言葉もいただきました。
そして今回の取引が終わっても引き続き、次は当初のご相談案件をお任せしていただいております。
どのような不動産でも必ず購入希望の方がいらっしゃいます。わたしどもには現在こうしてすぐにでもご紹介できる購入希望のお客様が多数登録されております。
売主様には正しい相場、需要、販売方法などをご提案させていただき、できるだけ早く成約するように鋭意努力させていただいております。
興和ホームのスタッフは一人一人がお客様にとっての最良のご提案・サポートをしっかりとさせていただきますのでどのようなことでもお気軽にご相談ください。 -
今回のご相談は、通常の市街地にある土地とは違い、市街化調整区域にあり建築の際には土地計画法の許可が必要となる大変難しい土地の売却相談でした。
市街化調整区域というのは、基本的に市街化を抑制する地域のことで、家が立ち並ぶことのないように規制された地域のことを言います。
一般住宅などは基本的に建築ができません。
病院やロードサイドの店舗、コンビニなどは建築が可能ですが、その中でも細かく制限がされており、その規制の枠内の建物しか建築の許可が下りないということで、大変難しい土地です。
市街化調整区域の売買は、規制や手続きが煩雑で、不動産会社でも扱うにはそれなりの経験が必要になります。もしくは、方法は知っていても、時間と手間がかかるため、敬遠する会社も多いのが実情です。
弊社は普段からそういった難しい案件も扱うため、さまざまなニーズに合わせて販売戦略を練ることが可能です。
それでも、今回の案件は非常に難しい箇所が多かったために結局販売から成約までに約2年ほどかかってしまいました。ただ、この土地は許可関係が難しいのを除いては、非常に立地の良い場所で、ビジネスをされる方にとっては周辺から目立つ、とてもいい土地でした。
お客様の目に留まり、困難な許可を取得して、ようやく買主様にも売主様にも喜んでいただける結果となりました。
当社ではこのような市街化調整区域や農地などの売買も多数手がけておりますので、お困りの方は是非一度ご相談下さい。 -
今回のご相談は、とある方からのご紹介で大会社のお嬢様の所有するマンションの売却依頼でした。
そのマンションは当時中古で購入をされたものでしたが、隣の部屋と一括で購入され、壁を抜いて大きな面積にしてご使用をされていたものでした。つまりマンション2部屋分あったのです。
通常、マンションの壁は共有部分ですから、それを加工する時には管理組合の許可が必要です。
このマンションもその工事につき、管理組合の正式な許可を得て、管理会社にも報告してのものでしたから問題はありません。
ただ、販売にあたってはマンション2つ分の価格となりますから、値が張ることとなります。
これがなかなか難しい要素でした。
お預かりしてから1年半ほど時間がかかりました。弊社でお預かりした案件の中では販売期間が長いほうになりますが、普通の条件とは少し違いますのでやむをえません。
結果、同じようにとにかく広い部屋を希望して探している方にご購入をしていただけることになりました。
その頃、コロナウィルスが世界中で猛威をふるっていました。東京で緊急事態宣言が出され会食ができなくなり、外出も最小限に制限されるようになりました。
ここ愛知県も緊急事態宣言を発出し、生まれて初めての環境の変化に皆がとまどっていました。
このマンションの取引は、そんな折に行われました。契約も決済の作業もすべて、私どもと司法書士の先生のみに委ねられ、結局はじめから終わりまで買主と売主が一度も顔を合わせることなく、取引が終了しました。
長年この仕事に携わっておりますが、さすがにこれは初めてのことでしたが、それぞれの方が本当に良くご理解をしていただき、ご協力をしてただけた結果、特に問題もなくスムーズに作業が流れたことに深く感謝しております。
不動産の取引は人と人との縁でもあります。
時代が変わるにつれ、実際に人と人が対面することなく、WEBでの取引もこれから増えるのかもしれませんが、できれば人の温かみとか、思いやりを感じられる取引を続けたいな、とひそかに思う今日この頃です。 -
今回のご相談は、今年90歳になる方からのマンションの売却依頼でした。
きっかけは奥様のご逝去でした。
奥様と二人で年を重ね、思い出に満ちた生活を過ごしてきましたが、去年その最愛の奥様に先立たれ、一人での余生が始まりました。
関東在住のお嬢さんからの提案で、この機会にこちらにきて一緒に住みましょう、という話になったのです。
お嬢さんとしては、お父さんの一人暮らしを心配してのことでしたが、ご両親としては今まで、子供に迷惑をかけたくない、という思いがそれぞれあったのだと思います。
お互いを思いやる気持ちが重なり合う素敵なご家族だと感じましたが、そのお父さんがまた素敵な方で、現役時代は商社マンとして、海外を飛び回っていたようです。
巷では高齢と言われるご年齢になった今も、語り口調は矍鑠として要領よく、頭の回転もとても速いと感じさせました。
実は弊社に依頼する前に、とある大手不動産仲介会社で、このマンションの売却を依頼されていました。その会社はいつも当マンションのポストにチラシを入れてくれており、”このマンション限定で探しているお客様がいます”、という内容の文面を見ておりましたから、声をかけたのだと話していただきました。
しかし、実際はそうではなく、販売開始から3ヶ月を経過してもなお、まったく案内もない状態で、あげく買い取り業者の安い価格で売りなさい、と言われていたようです。
そんな折、弊社が伊藤忠系列であることから、現役時代の系列というツテを伝って声をかけていただきました。
すでに売りに出している物件を、再度仕切り直して戦略を練るのは、当初から手掛けるよりも非常に難しいものですが、弊社を信頼していただける思いを強く感じましたので、お引き受けすることにしました。
弊社に専任を切り替えての販売開始となりましたが、なんと、売り出しを始めて1週間のちに気に入っていただけるご家族に巡り合い、結果トントン拍子で契約するに至りました。
弊社にお任せいただく、ということで強い責任を感じておりましたから、お役に立てて本当に良かったと今は胸をなでおろしています。
信頼は時として強い力を生みます。
きっと、ご不安に思っていたお父さんを案じて、天国にいる奥様もお力をお貸しいただけたのだと思います。
本当にありがとうございました。
続いた長雨と猛暑がうそのように晴れ渡ったすがすがしい朝。夏の終わりを感じさせる風が気持ちよい日が決済の日でした。
前日にお嬢さんとともに、亡くなった奥様の墓前に報告に行かれたのだそうです。
無事に取引を終え、鍵を渡してすべてが終わりました。銀行の建物から出て、感謝の言葉を申し上げた時、お嬢さんの脇で、これで名古屋とはお別れです、
と言ったお父さんの笑顔がとても印象的でした。 -
今回のご相談は、現在ほとんど使っていない空き家のご相談でした。
最近はこのようなご相談が多く、長年使わないままなのに処分するには忍びなく、“とりあえず放置”してある空き家が本当にたくさんあります。
いつまでもそのままにしておくわけにもいかないので、もし欲しい方がいれば、というご相談でした。
建物はお隣と壁が一体化している、いわゆる連棟式の建物です。
建築年数は古く、今後中古住宅としての用途はほぼ見込めないことから、建物を解体して土地だけにすべき案件でしたが、問題は連棟式の建物の場合、単独で建物を取り壊すことができません。
お隣と何度も打ち合わせた結果、ご理解をいただき、作業の安全対策を万全にしながらの解体となりました。
とりわけお隣の方のお人柄が良く、ご協力も得ながら無事作業を終えることができたのは幸いでした。
解体も終わる丁度そのころ、近所の若いご夫婦がこの土地に興味を示されました。近くにご両親が住んでいるようで互いに良い距離間の場所だったようです。
そのご両親の援助もあり、解体からすぐにご契約に至ることができました。
難しい案件ではありましたが、たくさんの方のご協力により、売却が完了したことを感謝いたします。